【代表blog / vol.3】カリスマ駐妻の言葉に励まされた話
こんにちは、駐妻キャリアnet代表の加治屋真実です。
ブラジルに来る前に、「海外帯同家族向け説明会」というものが夫の会社で開催されました。
その時に、私の「駐妻」としてのスタンスを180度変えた出来事があったので、今日はそのことについて書きたいと思います。
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ブラジルへ発つ数ヶ月前に開催された説明会。
まず「治安情報」「食糧事情」「医療保険制度」などの説明があった後に、整理収納アドバイザーの芳賀裕子さんという方の講演がありました。
芳賀さんは、インド・インドネシア・メキシコに通算14年在住、整理収納や海外生活のアドバイザーをしている方で、カリスマ駐妻として非常に有名な方。
当時の私はそんな事も知らず、ただひたすら芳賀さんの「どうやって生活を立ち上げるか」「家族をどうやって支えるか」などのリアリティ溢れるお話に聞き入っていました。
その中で、芳賀さんが何気なくおっしゃった言葉に、私は軽い衝撃を受けました。
みなさんは、自分の意思とは関係のない理由で、海外での多くの困難を乗り越えなければならない。それはとっても大変なこと。
でもそれは、現地であなたが出会う人々には関係ない。私たちは、自分たちの都合でその国に行って、住まわせて頂き、受け入れて頂く。
自分が辛いということばかりに目を向けるのではなくて、『あなたがその国のために何ができるのか』を考えて欲しい。
本当にそうだ、と思いました。私は、ブラジルに「受け入れて頂く」立場。
それまでは、仕事を辞めなくてはならないと言うこともあって、「なんで私が」「なんでブラジルに」という気持ちでいっぱいで、ひたすら
「ブラジルで日本とできるだけ変わらない生活をすること」
「日本に戻った時に早くキャリアをリカバリーできること」
をひたすら目指していたのですが、芳賀さんの言葉を聞いて初めて、「ブラジルのことをもっと知ろう」「ブラジルに敬意を払おう」という気持ちが芽生えました。
帰宅後、夫に「海外で生活するってことは、その国に住まわせてもらうってことなんだよ!」「自分が何ができるかを考えなきゃいけないんだよ!!」と熱く語ったら、夫は驚きながらとても嬉しそうにしていました。
それから、カルチャースクールでポルトガル語を習い始めたり、ブラジルフェスタに顔を出して見たり、ブラジルの映画を見たり、会社に偶然いたブラジル人同僚に声をかけたりと、ブラジルのことを少しずつ知っていきました。
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ブラジルに住んで1年半。
「自分がブラジルに少しでも貢献できたか?」と振り返ると全く自信がないですが、ブラジルに対して初めからオープンな気持ちでいられたので、日々の生活をとても楽しむことができています。
それもこれも、説明会の時に芳賀さんの言葉を聞けたから。
そして、私が芳賀さんの言葉に励まされたように、いつか自分が話す言葉が誰かを勇気付けることができたらと願っています。
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