【代表blog / vol.1】人見知り駐妻が ブラジル人の友達をつくるまで
こんにちは、駐妻キャリアnet代表の加治屋真実です。
代表ブログということで、仕事やキャリアに限らず、日々のことやブラジルのことをゆるゆると書いていきたいと思います。
さて第一回目は、「人見知り駐妻が ブラジル人の友達をつくるまで」というタイトルで書きたいと思います。
私はもともと、自他共に認める人見知り。幼馴染に久しぶりに会う時さえ人見知りを発動するほどで、日本の友達も数える程しかいません。
海外旅行はハワイや台湾などゆるい場所ばかりで、ましてや海外生活は全くの初めて。語学も典型的な受験英語で、会話はすごく苦手です。(30歳にして一念発起して通った英会話スクールで「大卒でこんなレベルだなんて・・」とイギリス人講師に嘆かれたのは苦い思い出です)
海外生活で、もっと素敵にもっとたくさん友達を作れる人は多いと思いますし、そういう方には私の話は役に立たないでしょう。でも中には、私のような人見知り駐妻やプレ駐妻いるのでは、と思い書かせて頂きます。
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今から1年前、ブラジルに来て数ヶ月が経った頃。私は精神的にかなり低空飛行な日々を過ごしていました。
私が住んでいたのは、海しかない田舎町。日本人はほとんどおらず駐妻もたった数人。早速人見知りを発揮し彼女たちともうまく馴染めず、仕事もしていなかった私は、暇を持て余し、ヨガ教室と海辺散歩で時間をつぶしていました。
私が通っていたヨガ教室は、超アットホームで、毎回ヨガの後に先生の作ったお菓子を食べながら皆でおしゃべりが恒例。私にはそれがとても苦痛でした。
ポルトガル語は挨拶レベルだし、変なことを言って笑われるのが恥ずかしいという思いが強かった。話を振られるたび薄笑いでごまかし、場の空気を微妙にして落ち込む、ということの繰り返しでした。
一方で、日々接するブラジル人の優しさや明るさが大好きになっていたので「ブラジル人の友達が欲しい!!」と切望していましたし、「こんなんじゃ自分のことをどんどん嫌いになってしまう」と思ったので、いくつかのルールを決めました。
- 話すことをイメトレし、必要な単語・文章を調べておく
- 「仲良くなりたい」雰囲気を全身で醸し出す
- 言葉がわからない時に流さない・絶対聞き返す
今思うと必死すぎて怖いですが、「毎回真剣勝負」みたいな気持ちで臨んでいるうちに、少しずつ少しずつコミュニケーションが取れるようになって来ました。そして
「ああ、友達を作るのにうまく話せる必要なんてなくて、仲良くなりたいって伝わればいいんだ」
ということに気づきました。
親友に「ねえすごくない?うまく話せなくても友達できるんだよ!!」と話したところ「え、普通じゃない?」とびっくりされたので、みんな普通に知っていることなのでしょうが、
私は今まで「面白いこと話せないと友達は作れない」「自分は面白くないから友達できない」と思い込んでいたので衝撃でした。
ブラジルという言葉が通じない環境だったからこそ、本質的なことに気づけたのかもしれません。
↑ 初めてできたブラジル人の友達deise。deiseのポンデケージョは絶品
deiseのことはよくヨガ教室で見かけていて、なんだか雰囲気が素敵で仲良くなりたい、と思っていましたが、ある日意を決した私は、話しかける言葉を紙に書いて準備していきました。
「Quero saber seu nome. Quero ser sua amiga」(あなたの名前を知りたい。あなたの友達になりたい)
優しい彼女は「もちろん!!」と歓迎してくれて、それからブラジル料理を教えてもらったり、お茶をしたりおしゃべりしたり、買い物したり・・
今でも意思疎通は20%くらいしかできないし、年齢も親子くらい違うけど、「ああ今通じ合ってるな」と感じる瞬間はたくさんあるし、いろんなことを教えてもらっています。
他にもほんの数人ですが、お茶をする友達ができて、ブラジルやブラジル人のことがもっと好きになりました。
↑ 同年代のThais。日本通で、日本の歴史やドラマについては私よりずっと詳しいです
初めての海外生活は「友達をつくる」というシンプルなことでさえ、新しい発見だらけ。まるで子供に戻ったような新鮮な感覚を与えてくれます。
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