【代表blog / vol.2】最終出社日の夜のこと
こんにちは、駐妻キャリアnet代表の加治屋真実です。
このところ、渡航を直前に控えた「プレ駐妻」の方から連絡を頂くことが多くて
「来週最終出社日です。まだ実感がわきません」
「今日最終出社でした。寂しくて泥酔しました」
というメッセージを頂きます。その度に、1年半前の自分の最終出社日を思い出して切ない気持ちになります・・
仕事を辞めて駐妻になった方が全員経験する「最終出社日」。
今日は最終出社日の夜の思い出について書こうと思います。
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当時私は、自分史上最高に仕事が楽しい時期でした。
どうしてもやりたかった新規事業の担当になり、思いを共にできる仲間たちと、社会的に意義があるサービスに取り組めていて、毎日が感動と喜びに満ちていました。
皆で深夜まで議論したり、ヒートアップして喧嘩したり、お客さんに感謝の言葉を頂いて一緒に泣いたり・・・朝から晩まで、サービスとチームのことばかりを考えていました。
そんな時に夫の海外赴任が決まり、会社を辞めることになりました。当時は前職の仕事をリモートで続けるという話になってはいたものの、寂しくて悲しくて、「これでいいのか、こんな大切な仕事を手放していいのか」と気持ちが揺れ続け、結局ブラジルへ発つ直前まで仕事を続けていました。
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最終出社日の夜。送別会では、チームの皆がたくさんの準備をしてくれていました。
チームで作ったキャラクターのロゴTシャツ
テーマソングにしていた歌
お世話になった方達からのムービー
夫からのサプライズの手紙 ・・・
送別会の間中ずっと半泣きだったのですが、最後にすごくお世話になった先輩が安全地帯の「メロディー」という曲を「俺たちの歌だ」と言って歌ってくれました。
あの頃は何もなくて それだって楽しくやったよ
メロディー 泣きながら僕たちは幸せを見つめてたよ
全く何もないところから皆でサービスを立ち上げて、一緒に苦労しながら理想を語り合いながらやってきた事が思い出されて、声をあげて泣きました。
そして、皆に見送られて解散した後、泣き疲れていたし、深夜になっていたけど、そのまま家に帰る気持ちになれなくて、近所のバーで、もらった色紙を読みながら一人飲みました。
10年近くいた場所を離れる寂しさと孤独。
キャリアに対する不安。
ちょっとした開放感と未知の生活に対する期待。
いろんな感情が混じり合って、気持ちの整理がつかなくて、明日からどうやって過ごせばいいんだろう、とバーのカウンターで一人呆然としたのを覚えています。
今でも思い出しては、感傷的な気持ちになる忘れることのできない夜。
皆さんは最終出社日に、どんな思い出がありますか?
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