【働くお悩み相談室 / vol.1】 〜そもそも駐妻って働けるの!?〜
Hiroko:麻佑ちゃん、改めましてよろしくお願いします。早速だけど、麻佑ちゃんがどんな方なのか、自己紹介をお願いしても良いですか?
麻佑:はい。皆さま、こんにちは!後藤麻佑と申します。年齢はHirokoちゃんと同じ29歳で、夫のブラジル赴任に帯同して、1年5ヶ月になります。こちらに来る前は、新卒で入社した外資系化粧品メーカーのマーケティング部門で3年働いたあと、戦略コンサルティング会社に転職し1年弱働いていました。
駐妻=仕事は辞めるもの?
Hiroko:まだ来てそんなに経っていないけれど、お仕事はいつから始めたの?
麻佑:去年の9月からだから、仕事を始めて今11ヶ月くらいかな。
Hiroko:すごい、じゃあ来てわりとすぐに働き始めたんだ!今はどんなお仕事をしているの?
麻佑:フリーランスとして、コンサルティング会社など複数企業のアナリスト業務をしているよ。
Hiroko:コンサルのアナリストって聞いただけで、「なんかすごそう…」と思ってしまうのだけど、やはりブラジルに来る前から、リモートで働こう!と決めていたの?
麻佑:いいえ、全然そんなつもりはなくて。むしろ前職の仕事が本当に大変だったこともあり、やりきったとは言わないけれど、いつか帰国したら復職したいな〜くらいにしか考えていなかったよ。
Hiroko:そうなの!麻佑ちゃんがお仕事をしていると聞いた時、渡伯前からしっかり準備していたのかと思っていたので意外。麻佑ちゃんも、最初は駐妻=仕事を辞めるという暗黙のルールを信じていた訳だね…じゃあ、その気持ちが変わったのは何かきっかけがあったの?
働くための第一歩
麻佑:そもそも私、純ジャパ、純ドメで。笑(麻佑ちゃんは生まれも育ちも完全に日本)外資系企業に勤めてはいたけれど留学経験もなかったので、海外で生活することが目新しくて。しかもこちらに来てから新婚生活がスタートしたので、初めは何もかもがすごく新鮮だったんだよね。
でも、3ヶ月〜半年程経ってくると、「本当にすることがない!!!」って状態になってしまって…。
Hiroko:分かる、駐妻あるある…最初は色々なお店を見つけたり市場に行ったり、外を歩くだけでもドキドキして楽しいのだけどね…
麻佑:そう、ポルトガル語も全く喋れなかったから一生懸命勉強してはいたけれど、圧倒的に日本で働いていた時の生活とのギャップがすごくて。生活に慣れてくると一日の用事は大体午前中に終わってしまって、とにかく時間を持て余していたかな。地方都市で日本人も少なく毎日会う友達も居なかったし、毎晩夫が帰宅したら捕まえて、その日あったことを聞いてもらう、っていう生活にも飽きてしまって。
Hiroko:なるほど。それは多くの駐妻さんも感じることなんじゃないかな。でも、その状態から実際“働こう!”とアクションを起こす人ってなかなか居ないよね。私自身、そうだったし…そもそも、駐妻でも働けるってことに気づかなかった気がする。
麻佑:私も働けるとは最初思っていなかったけれど、暇で駐妻ブログをちょこちょこ覗いていたら、駐妻さんでリモートワークをしている方を知って。そこから、実際私の場合どうやったら働けるのか、色々調べていったよ。それでは次回は、「働けるかも…?」と気づいた私がどのような流れで「働こう!」と変わっていったかをお話しようかな。
Hirokoメモ
端から見たら「そんなキャリアを捨てるなんて!」という経歴の持ち主の麻佑ちゃん。転職したばかりで決まったご主人の海外転勤も、渡伯のタイミングは迷ったものの、離れて暮らす選択肢はなかったそう。それを聞いた時、どうしても“キャリア=仕事”と捉えがちだけれど、決してそれだけではないよなぁと思いました。自分がどのような状態なのか?どうありたいのか?どうすべきなのか?その時どきで自問自答し、選択を積み重ねることで”キャリア=人生の足跡“はできていくものであって、駐妻になることは、必ずしも「キャリアを捨てる」というわけではないのかもしれません。
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