世界に広がる駐夫・主夫友の会 - 発起人 小西一禎さんからのメッセージ
妻の海外赴任に夫が同行する「駐夫」、あなたの身近にもいらっしゃいますか?
この度、「世界に広がる駐夫・主夫友の会」を立ち上げられた小西一禎さん(現在駐夫として米国滞在中)から駐妻キャリアnetへご連絡を頂き、力強いメッセージを頂きました!
社会に向けたメッセージの発信など、ジェンダーを超えたコラボレーションをしていけたらと思っています。
皆さま、こんにちは。NYマンハッタン対岸のNJ(ニュージャージー)州で、2017年12月より、駐夫(ちゅうおっと)・主夫をしている小西一禎(かずよし)と申します。妻の米国赴任に伴い、さんざん悩んだ末、会社の休職制度を男子として初めて活用し、二児を連れて、渡米しました。
本帰国後のキャリア形成に悩むのは、駐妻も駐夫も同じ、ジェンダーの違いはありません。こちらのサイトに出会ったのも何かの縁。配偶者の海外赴任に同行し、キャリアの中断、断絶を半ば余儀なくされた同志として、是非コラボレーションしていけたら幸いです。
駐夫という名前、存在を広め、社会的認知度を高めるというだけでなく、自らをロールモデルに、男としての多様な生き方、ライフスタイルの実践を提唱しています。米国から、記事執筆やSNSでの発信を続けており、自分がしたいこと、しなければいけないこと、できることを常に頭に浮かべながら、行動しているつもりです。
海外への帯同期間中、仕事をしていない自分に対し、アイデンティティークライシスを抱く方も多くいらっしゃることでしょう。
しかし、自分自身の心の持ちようで、ピンチをチャンスに変えることはいくらでも可能だと思います。自らを一段と成長させる時期と捉え、目標を持って、自己研鑽や自己投資に努めれば、少なからずパワーアップするに違いありません。
政治記者を休職中の私には幸いにして、約20年間の仕事で積み上げてきた文章力がありました。東京でバリバリ働いていた当時、それがツールになるとはまったく認識していませんでしたが、長年の訓練で培った力が今、多少なりとも効果を発揮しています。おかげさまで、毎月3本の記事連載を抱えており、文章力が社会との接点をつなぎとめる役割を果たしてくれています。
フェイスブック上で「世界に広がる主夫・駐夫友の会」というグループを主宰し、駐夫OBも含め、メンバーは約30人に上りました。女性の社会進出がますます盛んになるがゆえに、駐夫がこの先増えることは間違いありません。
国は違いますが、同じ境遇に置かされ、同様の悩みをシェアする駐妻の皆さまが、これまで積み重ねてきた数々のキャリアを棚卸ししてみれば、ビジネススキルは必ず浮かび上がるのではないかと思います。
日本社会にいまだ蔓延る駐妻へのマイナスイメージ、駐夫に対する違和感を払拭すべく、力を合わせていきましょう。どうぞよろしくお願いします。
世界に広がる駐夫・主夫友の会
(https://www.facebook.com/groups/276534443001943/)
- 小西さんの連載記事
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