【MAI's Action for Change / Vol.3】今の自分を後押しするものは?
こんにちは、サポーターのMAIです。日本では運動会のシーズンですね。アメリカでは小学校で運動会という行事はないようです。
今回は、2018年10月から12月に「駐妻になる前にできることを!」という気持ちによる行動から、何を得たのか考えてみようと思っています。振り返るのみではなく、駐妻になったいま何を感じるかも併せて考えてみることにします。
私は出発直前に日本で2つの大きな講座や活動に参加しました。それぞれの概要を挙げてみます。
- 人材企業主催のワークアゲイン・キャリアスクール
主な参加者・・・ブランク後のオフィスワーク復職を目指す女性たち
内容・・・職種スキル講座、グループワーク、キャリアカウンセリング、企業との交流会や面接など - 認定NPO法人主催のワーキングマザーサロン
主な参加者・・・子育てをしながら働く女性
内容・・・2人1組のワークショップ、全体でのトークワークなど
※上記企画の詳細情報にご興味を持たれた方は、駐妻キャリアnet 宛てにご質問やご意見など、お気軽にメッセージを頂ければと思います。
私の参加動機は「直感的に感じた将来性」でした。
いま改めて整理すると、キャリアスクールは、前回のブログで触れた通り、帰国後の自分(未来の自分)を想像し、ワーキングマザーサロンは、当時の自分が興味のあったことを重視していました。いま振り返ると、これらの講座やサロンに参加される方々の立場も、自分の動機にも大きな違いがあったことに気付きます。
参加前の時点で、私が知りたいと思ったことは以下の3つでした。
- 今の自分の経験やスキルが、どこまで通用するものなのか?
- 自分のどのような経験が他の人にとって魅力になるのか?
- 自分は、新しい経験の何に惹かれるのか?
キャリアスクールでは、バックグラウンドが様々な受講生に自分の経験を伝えることや、課題やグループワークに向き合う時間が、当時の私には新鮮でした。「今までこういう経験は少なかったかも。」と思える機会を持つことは、「環境変化への助走として大切なこと」だったと今は感じています。
複数回のキャリアコンサルティングを受ける機会を得たことで、これまでの職務経験や自分のスキルを伝える為には、定期的なキャリアの棚卸が重要だと実感しました。企業の方々と働くことを前提とした面談の機会があったことも実践的な学びがあり、すぐ復職できる状況ではないイレギュラーな立場でありながら、そのステップまで参加させて頂けたことに大変感謝しています。これらの経験が活きて、今の駐妻キャリアnetでの活動にもスムーズに挑戦することができました。
そして意外だったのは、キャリアスクールで駐在経験を持つ女性と出会うことが出来たことです。彼女たちは本当に女性として魅力的で、肩に余計な力が入っていなく、自分が忘れがちだったことを気付かせてくれました。仕事という意味でのキャリアに限らず、生活からの様々な経験を共有してもらえたことは、運が良かったのかもしれません。
キャリアスクールでの講座は、内容も幅広く、当然ながら私の興味に合致しない内容もありました。そういう時に私が心掛けていたのは、「私の興味と少し違うとして、その中でも私にとってプラスになるものは何か?」という発想を持つということでした。
その答えとして、一番刺激を感じたのが「質問力」についての学びでした。
質問は相手に対しての好意的な意思表示の要素を含んでいることや、良質な質問はコミュニケーションを発展させるそうです。これを機に、質問力についての学びを当時の仕事や日常会話でも活かすなど、質問について一層意識するようになりました。
そして今の私は、質問を通じたコミュニケーションで、現地の人々との交流を前向きに楽しんでいます。
並行して参加していたワーキングマザーサロンは、当時まだ日本にいたにも関わらず、仕事以外で自分の未熟さも感じていた私が、勇気をもらえた場所です。
様々な価値観を持って働いている女性がいることを肌で体感し、仕事という一面以外での葛藤をアウトプットする場があったことも、プレ駐妻だった時期には大きな意味があったと感じます。
この記事を書くにあたり、このサロンの概要を調べ直してみたところ、開催は期間限定(6月~11月のみ)であり、あと数か月時期がずれていたら参加できなかったものでした。今でも気付きがあり、これらの活動に参加・チャレンジしてみた自分の選択や、このサロンで出会った友人の言葉に勇気づけられてもいます。
今回のテーマにしたプレ駐妻時期の行動から私が得たものは、以下になります。
- スキルとして・・・質問力に関する正しい学び
- キャリアとして・・・十数年分の職務経験の棚卸し
- 女性として・・・様々な女性の働くことに関する価値観を体感すること
3つにまとめてみましたが、これら以外にも自分の苦手な部分に気付いたり、世の中こういうこともある、と感じたりした経験もキリがない程ありました。上手くいかない理由に悩んだことも、もちろんあります。でもこの場で共有したいことは、自分たちの今後の可能性や、目指す未来へのヒントなので、割愛しました。
結果は後から付いてくる、とはよく言いますが、その結果を将来にどう活かすかも自分次第なのかもしれません。「あの時、悩んだけど最終的にはこう思えたから、これも出来るかもしれない」や「あんな想いはもうしたくないから」という気持ちに向き合うと、自分の重視したいものが見えそうです。
今の私は、過去の自分の経験に後押しされて、生活を送っていると感じます。多くの時間を家族や友人と過ごしているからこそ、自分の選択を、誰かのせいで、何かのせいで…と考えたくないとも思っています。
私たちの周囲にはたくさんの情報や賛否両論が溢れ、正解は1つではないと感じます。そのような中で、今までは否定的に感じてきたことも、状況に応じてサラッと受け流したり、笑い話にできる力を身に付けることが、今の目標です。駐在帯同期間に自分の気持ちが前進すれば駐妻になって良かったと思えそうな気がしています。
キャリアに関して、自分の求める方向性や理想に気付いた私は、スムーズにアメリカでの生活を始める為にできそうなことを探してみました。海外での生活に必要な「家族としてのキャリア」とは何なのか?それを構築する為に、どのような行動を起こしたのか?については、今後へのちょっとしたヒントにもなりそうなので、次回まとめてみたいと思っています。
【MAI's Action Vol.3- どんな行動をしたのか】
・キャリア構築への基礎的な学びの場に参加した
・自分の市場価値を実感する機会を持った
・自分と他者との違いをアクティブ・ラーニングで体感した
この結果、自分が磨きたいスキル(私の場合は質問力)を見つけることが出来ました。