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【interview / vol.24】駐在中の出産をきっかけにキャリアチェンジ!(Yazさん)

駐妻のキャリアについて、気になる人にインタビュー。
前回に続き、日本人以外の駐妻の方々にお話をお伺いします。
第4回目は、ブラジル人とアイルランド人のハーフのYazさんです。ご主人のアムステルダム駐在を経て、現在バンコクに帯同されているご経験に関し、お話を伺いました。

ー 自己紹介をお願いします。

Iasnaiaと申します。Yazと呼んでください。私はブラジル北部のサンルイス出身で、ブラジルでは弁護士として働いていました。

私の海外生活は、フランス語を上達させる為にスイスに行った時から始まりました。1年間のフランス語のコースを終えた後、まだブラジルに帰りたくなかった為、今度は英語力上達の為にロンドンに行きました。私はアイルランド人とのハーフなので、ヨーロッパに行くのはわりと簡単だったんです。

9年間住んだロンドンでは、石油とガスの業界でリーガル・コンサルタントとして働いていました。私は出張や休暇で海外に出ることが多かったのですが、夫とは休暇でザンジバル島に行っていた時に出会いました。ザンジバル島タンザニアの沿岸にあるとてもきれいな島です。

夫はドイツ人ですが、アムステルダムでの仕事を見つけたので、二人で移り住むことにしました。私はアムステルダムでは、金融と法務の分野でのヘッドハンターやコモディティートレーダーとして働き、二人の子供の出産も経験しました。第二子出産後、ドゥーラ※のトレーニングコースを受講したことをきっかけに、今までのキャリアとはまったく異なる道を歩み始めることになりました。そして、2016年に夫がバンコクでの仕事を見つけたので、こちらに来ることになり、私は今ドゥーラとして働いています。

第二子出産後、ドゥーラのトレーニングコースを受講したことをきっかけに、今までのキャリアとはまったく異なる道を歩み始めることになりました。そして、2016年に夫がバンコクでの仕事を見つけたので、こちらに来ることになり、私は今ドゥーラとして働いています。

※ドゥーラ:妊娠期から産褥期、主に分娩時に、身体的、心理・社会的サポートを提供する新しい職業として北米を中心に発達している職業。

Yazさんのホームページ:http://maedoula.com/

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ー キャリアを変えようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

そうですね。。。子供を産むとすべてが変わりますよね。他国に引越することでもたらされる変化もたくさんありますが、それよりも子供を持つと人生が変わると思います。世話をしなければいけない家族ができ、また自分自身も子供達と時間を過ごしたいと思うようになるので、様々な調整をする必要が出てくると思うんです。第二子を産んだ後、企業で長時間勤務をするというのは難しいと感じました。その為、出産に臨む女性をサポートするほうが良いと思ったのです。このライフチェンジを乗り越える為のサポートをする仕事は、企業で働くことと同じように大事なことだと思ったのです。

子供が生まれると、すべてが変わります。自分自身の人生の見方も変わります。ドゥーラの仕事は、専門家としても一人の人としても、とてもやりがいを感じています。経済的に自立していられるという意味でも良いですね。

ー Yazさんご自身の出産経験がキャリアに影響を及ぼしたのですね。Yazさんのウェブサイトで、ハウスボートでご出産されたと書かれていましたが、そのご経験についてお聞かせください。

第一子をハウスボートで出産しました。アムステルダムは人口密度が高い都市なので、ハウスボートに住んでいる人もたくさんいます。ハウスボートというのは、川や運河のほとりに浮いている大きなコンテナハウスで、安定していますし、設備も揃っています。アムステルダムに行って最初の6ヶ月間は、ハウスボートを借りて住んでいたので、そこで子供を産みました。助産師と看護師に来てもらい自宅で自然分娩で産みました。(英語ではDutch Way: オランダ式と呼ばれる。)自宅で産めるというのは、とても素敵なことです。

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ー ドゥーラの仕事で一番好きなことは何ですか?

すべて好きです。出産の瞬間というのは、本当に感動的です!親になる方々と出産への準備を進めるプロセスも好きですし、 準備してきたことすべてが役に立ったとご夫婦が思ってくれると達成感を感じます。

ご夫婦が徐々に親になる自信を持ち始め、出産後に実際に親になっていく姿を見れるのも嬉しいですね。心から愛を込めて、すべてを懸けて仕事をしていると言ってもいいでしょう。自分にとても合っている仕事だと思いますし、天職だとも思っています。

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ー それは素晴らしいですね!難しく感じていらっしゃることもありますか?例えば、外国での言葉の問題とか。。。

いえ、言葉の問題はあまり感じていませんね。バンコクでは英語を話す人はあまりいませんが、言葉はあまり問題になっていません。タイ人の皆さんは、とても優しくて、いつも助けてくれようとしてくれます。タイは、ホスピタリティの国だと思うので、私達のような外国人が心地よく過ごせるようにしてくれていると思います。

もちろん最初は、初めて住む国でドゥーラとして働くのは大変なこともありました。でも、だんだんいろんな人と知り合いになり、BAMBI (Bangkok Mothers and Babies International)という様々な国籍のお母さん達が集まる国際的な子育てグループにも出会いました。Doula in Bangkokというコミュニティにも参加できるようになり、バンコクでの過ごし方、ドゥーラとしての働き方がわかるようになってきました。今はあまりタイ語が話せないのですが、もっと勉強して、将来的にはタイの皆さんにドゥーラの知識をシェアしたいと思っています。

BAMBIのホームページ:https://www.bambiweb.org/

ワークライフバランスはどのように保たれていますか?

一番大切なことは、自分を労わることだと思っています。身体的にも精神的にも健康でなければならないと思っています。私の仕事の性質上、いつも平静を保っていられるようにすることが大切です。特に出産に立ち会う時には、感情に振り回されないようにしなければなりません。家でも、落ち着いていられるようにしたいと思っているので、時々温泉やマッサージに行ってリラックスするようにしています。

出産に立ち会う際には、何時に帰宅できるかわかりません。時々、午前3時まで働くこともありますが、帰宅してから寝る時間もとれるので、特に問題には感じていません。家族との時間も作れているので、ワークライフバランスは取れていると思っています。

ー 旦那様は、家事や育児に関して協力的ですか?

はい、協力的です。先ほどお話させて頂いたように、私の勤務時間は不規則なので、私がいない時、夫は家事も育児もすべてこなしてくれます。

また、子供達も自分でほとんどのことができるように自立心を育てています。私は、家から一歩外に出ると仕事モードに切り変わります。仕事モードになったら、「今」に集中するようにしています。

ー 目の前のことに集中することは、多くのタスクをこなさなければならないワーママにとって大切なことですよね。お手伝いさんにも来てもらっていますか?

はい、アムステルダムにいた時は、ベビーシッターが来てくれていました。今バンコクでは、毎日4-5時間お手伝いさんが来てくれています。掃除や料理などをしてくれて、とても感謝しています。

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ー家事を手伝ってくれる人に来てもらうことは、ワーママの体力的にも精神的にも負担を減らしてくれると思うので、良いことだなといつも思っています。週末はどのように過ごされていますか?

平日は夫も私も仕事で忙しいので、週末はゆっくりしたいと思っています。家族の時間を楽しんでいます。アムステルダムでは雨がよく降っていたので、家でポップコーンを用意して映画を観ることで、映画館気分を味わっていました。

バンコクでは、食事に出かけたり、映画館に行ったり、街をぶらぶらして本屋や文房具店を覗いたりしています。子供達は読書や絵を描いたりすることが好きなので。行ける時には旅行にも行きますよ。

ーキャリアと家族のバランスがとれているんですね。では、最後に、母国を離れて駐妻生活を送っている間にキャリアの発展のためにできることは何だと思いますか?

まずは自分自身にフォーカスすることが大事だと思います。自分の好きなことをして、自分がハッピーでいること。自分自身のことを考え、自分のキャリアに満足すること。旦那様の駐在に帯同していても、自分の為に何ができるかを考えることが大事だと思います。自分が幸せであれば家族も幸せ、私はそう思います。

 

<インタビューを終えてみて>

BAMBIで赤ちゃん向けのイベントを立ち上げ、いつも妊婦さんや赤ちゃんを連れたお母さんに優しく寄り添ってくれるYazさん。

海外出産や初めての赤ちゃんを育てる不安を、Yazさんの気さくな雰囲気と
専門知識で支えてもらっているお母さんは多いと思います。

私もバンコクで出産子育てをした外国人ママとして、とても頼りにしていました。

こんな形でYazさんの人生を少し教えてもらうことができ、とてもラッキーだと思っています。

(インタビュアー:櫻井まや・金村彩香、校正:恩田理恵・秋元かおる)

 

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