なっちゃんの独り言/Vol.3 みなさんにとって「旅」とは??
ヤッホー
皆さん、お元気ですか?
Everything is OK?
台湾人のなっちゃんです。
この1ヶ月間はどう過ごされましたか?
ブラジルでは連休があり旅行シーズンだったのですが、
皆さんは、最近旅行に行かれましたか?
皆さんはどんな旅行が好きですか?
海が綺麗なリゾートですか?
ショッピングを楽しめるシティーですか?
歴史が分かる遺跡の観光ですか?
豊かな自然と野生動物のエコツーリズムですか?
私は、台湾の首都、台北生まれのいわゆる都会っ子なので、ワイルドな旅はずっと敬遠していました。エアコンが効かない、虫などの生き物がひそんでいる部屋、目的地まで何時間も凸凹の道を走る旅。。。想像するだけでキツそう、不快に感じるといった状態でした。でも、これが私の勝手な思い込みだったということに気づかされた旅のお話を今回したいと思います。
数ヶ月前、友人に、「家族で一緒にパンタナール(南米大陸のほぼ中央に位置する世界最大級の熱帯性湿原)へ旅行に行かない??」と誘われました。
正直、誘われた喜びの気持ちがある一方で、そんなワイルドな旅に私は行けるかな?
大丈夫かな?と心配になってしまい、友人に、「うん!行く!!」と即答できません
でした。いろいろ考えた末、やったことのないことに挑戦したいという気持ちが
だんだん膨らんできたので、行くことに決めました。初めての3家族での旅行、
その中には友達のご両親であるフランス人の老父婦もいて、大人8人、子供5人、計13人四泊五日の湿原への旅になりました。雨の中、船に乗って真っ暗なジャングルで豹を待ったり、背中に水しぶきを浴びながら馬に乗って湿原を渡ったり、川でピラニアを釣ったり、ワニと遊んだり(?)、毎日泥だらけの靴で部屋に戻るのが普通になり、ワイルドだぜ~と言いたくなりました笑
そのような濃密な時間を過ごす中で、友人の良いところをたくさん見つけました。その中で一番心に残ったのは人に対して率直で誠実な姿でした。いつも家族を温かい目で見守っていて、子どもが独りで長い距離を歩いた後は、大きな拍手と称賛の言葉で子どもの心を満たしていました。
また、物事を見る角度も人それぞれだなと感じたのは、その友人が、私の夫がプールに入っている姿を見て、お風呂につかっているかのようにくつろいでいて可愛い!写真を撮っておいて!!と言った時でした。いつもそばにいてくれる存在だからこそ、夫が何をしていても慣れすぎていて、ワクワク感が減っている気がします。もし自分が常に新鮮な気持ちで日常の風景を見ることができれば、もっと友人のように家族の良いところを発見することができ、何気ない風景を特別な瞬間にできるのではないかなと思いました。なるほど、このようにして、いつも友人は日常生活に潤いをもたらしているのだなと感銘を受けました。
そして何より、この旅行での最大の収穫は家族に対する想いと接し方を考え直させられたところです。常に家族に感謝の気持ちを言葉で表現したり、誇らしいことがあった時に感嘆の言葉をかけたり、ハグしたりすれば、更に居心地良い雰囲気に変わっていきます。
この友人家族とのパンタナール旅行から前向きな影響を受けて、私は今まで苦手だったワイルドな旅が好きになりました!そして、つい最近、娘と2人だけで世界遺産にもなっている有名な遺跡、マチュピチュを見に行ってきました。いつも頼りにしている夫がいない旅ということで、出発直前に突然ドキドキし始めましたが、夫がいなくても、きっと大丈夫!と自分に言い聞かせました。幸い、旅行中、飛行機、バス、列車など、交通機関は全て順調で、トラブルに遭うことはありませんでした。そして、この母子旅で遺跡を見た時と同じぐらいの感動を与えてくださったのは、道中で出会った素敵な方々でした。列車で相席だったデンマーク人老父婦、遺跡観光で出会った日本人の団体旅行客、野鳥観察が趣味のイギリス人夫婦、レストランの支配人、ドイツ人のカップル。知らない人に声をかけるには勇気が必要ですが、声をかけたら楽しいことがいっぱいついてくる。至る所で、そんな気持ちになった旅になりました。
一番印象に残っているのは、帰りの列車で若いカップルと相席になった時のことです。そのカップルは笑顔が少なくて、真面目な顔をしていました。この一時間半の旅はどうなるのかなと思いながら、娘とカードゲームを始め、少ししてから思い切ってそのカップルに一緒に遊びませんかと誘ってみました。思いの外、快くOKをもらい、4人でキャーキャー騒ぎながら楽しい時間を過ごすことができました。列車から降りても、しばらく気持ちは高ぶったままでした。
この旅で、なるほど!私は「人」が好きなんだ、「人」と出会うのが大好きなんだ~
ということを再認識しました。
旅に出ると自分を再発見できるとよく聞きます。私も、この遺跡の旅で新しい自分を発見しました。たくさんの石を目の前にした時、自分の好奇心が止まらなかったのです。昔の人たちはどうしてこんなに険しいところで暮らせたの?どんな暮らしだったのかな?ここに住んでいた人達は、あんなに長~い石道を作って、この遺跡から街の中心地まで何日間もかけて、行ったり来たりして、どんな景色を見ていたのかな?どんな気持ちで歩いていたの?楽しかったのかな?そびえ立つ山を眺めながらどんなことを考えていたのかな?人が残した文明にこんなにたくさんの疑問を持つのは初めてでした!
今もまだその感動が残っています、その感動というのは自分を更に深く知ったということです。
私にとって、旅とは新しい自分を見つける、そして新しい感動に出会うことです。
みなさんにとって旅とはどんなものですか?次はどこに行きますか?どんな感動が待っているでしょうか~?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
再び、この文章における文法の修正および自然なニュアンスの言葉への変換は、駐妻キャリアnet運営メンバーが行ってくださっています。いつも運営メンバーに心から感謝しています。
そして、最後の最後は来月の予告:「連続7日間新しい習慣に挑戦する」
*手帳に○○をやると書き込み、目標を達成することを目指して、7日間連続でその新しい習慣を実践し、もし途中で止めなかったらまた次の7日間も行います。
アリストテレスの名言:「人は繰り返し行うことの集大成である、だから優秀さとは、ただ一度の行為ではなく、習慣なのだ」
それでは、良い1日を~