【Hisae's Voice / vol.12】帰国後のこどものこと
こんにちは、Hisaeです。
突然ですが、皆さん「コリオリの力」ってご存知ですか??
私、物理は大の苦手なのでうまく説明できないのですが
南半球と北半球では水が流れる渦の向きが違う、っていう話です。
そして、都市伝説のように言われてるのですが
これは人体にも影響していて、
南半球 ⇆ 北半球に移動して
「3」の周期の時期(3週間、3ヶ月、をよく聞きます)
に体調を崩したり変化しやすい、という話です。
人体の半分以上が水なので
もしかしたら本当に影響あるのかも?と。。
現にオーストラリアに行った後、帰国後、も少なからず身体の変化(肌荒れや妊娠など)
もあったなぁ、と。
ただの気のせい、ってこともあるかもしれませんが、なんだか不調が続いてます。。
さて、今回なにが書きたかったか、と言うと
子供との帰国後からの日々について。
こちらのブログにも書きましたが私には6歳と3歳の子供がいます。
バタバタと帰国後、、実は諸事情により2週間ほど新居には入居できませんでした。
日本語も通じるし、ブラジルよりも随分便利とはいえ、住んだことのない土地で、忙し
い夫も頼れず新居にも入れない中、
・家具家電選び
・引越し
・各所手続き
・買い物
などのセットアップを子供二人連れた状態でこなすのは無理だ、と判断していました。
なので、年長の子供だけでも早く学校に行ってもらえれば、と、
他の予定もぎっちりだった為、最初に見に行った幼稚園で即決しました。
アットホームで、働くママさんにも理解のある園なので
この選択は今のところ間違っていなかった、と思っています。
上の子は2歳から6歳までをブラジルで生活しました。
彼女の記憶のほとんどはブラジルのもの。
ブラジル帰り、と聞くと
「さぞかし陽気な子供に育っているだろう」と思われそうですが
子供だからといって何も感じてないわけではないようで、ここ数日は文字通り「嵐」の
真っ只中にいます。
ちょっとしたこと、例えば
・弟が自分のおもちゃに無断で触れた
・ママ(私)が自分の置いてほしいところに箸を置いてくれなかった
・パパが履かせてくれた靴に砂が入っていた
と言った、もはや理不尽以外のなにものでもないようなことで
急にスイッチが入って突然泣き叫ぶ。
そして、父母、弟に手をあげる。
先日も来年から行く小学校で就学前健診があったのですが
午前中幼稚園で運動会の練習を頑張った後で疲れていたこともあったのか
小学校から家までの距離が遠い(徒歩15分くらい)と泣き叫び、その場から動かなく
なってしまいました。
下の子の一時預かりのお迎え時間もあったので
預け先まで、合計2km近い道のりを20kgの泣き叫ぶ子供を引きずりながら歩いたのは
「どんな拷問だよ?!」と
辛すぎて思わず笑ってしまったほどでした。
上の子、娘は、1歳くらいからは特に手がかからなくて
言い聞かせれば納得する、親としてはありがたすぎる良い子でした。
私は生まれた頃から毎晩寝る前に
「ママをママにしてくれてありがとう」
と伝えてきました。
いつでも「ママ、大好き!」を惜しげもなく伝えてくれる子でした。
ここ最近は夫との衝突もあったのですが
「パパ、ママ!喧嘩するならもう話さないで!」
と仲裁に入ってくれるのも彼女でした。
言い訳にしかならないのですが
大人で、夫以外に話せる人がいなくて
その唯一の夫に対してイライラが募っていたので
そのイライラを彼女の前でもこぼしてしまっていました。
環境が大きく変わり、友達も一人もおらず、ブラジルとは全く異なる幼稚園生活、
しかも入った途端に他の子との遅れを埋めるべく運動会の練習(年長さんなので
5つ以上種目があります)でみっちり指導されて
家に帰ったら弟はママとずっとベッタリ、ママとパパは喧嘩ばかり、と
小さな胸で抱えていたものが限界になってしまうのは容易に想像がつきます。
感情を爆発させられるだけ良いわよ、と先輩ママからもアドバイスされ
私もできる限りは彼女の気持ちにも寄り添いたいと考えてます。
しかし、朝の忙しい時間帯や周囲の方に迷惑をかけてしまいそうな時はどうしても
「怒り」に対して「怒り」で返してしまいます。
彼女だけに時間をかけてあげたい、と思っても、下の子もいるので体が一つしか
ない中、なかなか彼女だけ、に時間を使うことは難しいです。
ふと、浮かんだことが
「賢いもの、強いもの、ではなく
変化に対応できたものが生き残る」
というダーウィンが言ったと伝えられている言葉。
(諸説あるようで、ビジネス書で扱いやすいような言葉に脚色されており
ダーウィン本人は言ってない、という説もあるようです)
親の都合とはいえダイナミックな環境の変化を経験している子供達。
時が解決してくれる部分も大きいでしょう。
苦しい時期ですが、これを越えれば親子共々新しい景色も見えてくるのかも
しれません。
本当は私も再就職に向けて今すぐにでも動き出したいですが
子供達が変化に対応すべく頑張る姿を応援する
一番の応援団長でもいたいなぁ、とも考え始めています。