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【interview / vol.22】夫婦での会話は積極的に、そして自ら動くこと!Sallyさん

駐妻のキャリアについて、気になる人にインタビュー。
前回に続き、日本人以外の駐妻の方々にお話をお伺いします。
第2回目は、イギリス人であり教員のSallyさんです。上海、香港に続き、マレーシア・ペナン島への駐在に帯同されたご経験に関し、お話を伺いました。

 ー 自己紹介をお願いします。

Sallyと言います。現在、マレーシアのペナン島に住んでおり、上海、香港に続く3回目の帯同になります。

2002年にイギリスの大学で、3歳から11歳の子供たちに教える事ができるFirst Class Bachelor of Education Honorsの学位を取得しました。卒業後、イギリスで数年間教師として、Year Group /Department Leader and Deputy Head Teacherというポジションで責任を持って働いていました。

2009年に夫の仕事の都合でイギリスを離れ、それ以降アジアで暮らしています。

 

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アジアに来て最初の7年間は、インターナショナルスクールの教員としてフルタイムで働いていました。3年前に息子が生まれ退職しましたが、息子が生後3ヵ月になった頃、以前勤めていた学校の臨時職員として職場復帰し、1年半ほどパートタイムで働きました。そして今年の8月から、マレーシアのペナンにあるインターナショナルスクールで、Year Group Leaderとして、再びフルタイムで働き始めました。

ペナンに来てから、私の夫は遅くまで働いていることが多いです。
早く帰って来たとしても20時30分頃なので、平日はワンオペで息子の育児をしています。
その為、週10時間ヘルパーを雇って家事や育児を助けてもらっています。

また息子は保育園に通っており、いろんな人と接点を持つことができています。フルタイムで働き始める前までの私は日中、家事やショッピング、料理などをして過ごしていました。息子が保育園から帰ってきた後は、公園やプールへ連れて行ったり、友達と一緒に遊ばせたりしていました。時間が持てる時は、友達に会ったり、ハイキングやランチに行ったり、友達と会うようにしていました。

 

ー 他国でも再就職をされているのですね。イギリスの教員免許で、イギリス以外でも働く事が簡単にできるのですか?

イギリスの教員免許を持っていると、各国のインターナショナルスクールで教える事ができます。基本的にインターナショナルスクールがある場所であれば、就職できる可能性があります。そのため、イギリス以外でも比較的簡単に働く事ができます。

 

ー 息子さんが生後3ヵ月の時に、臨時職員として働き始めたのですね。どのように学校へアプローチをしましたか?

私は妊娠している時から、職場に戻りたいという思いがありましたので、小さい子がいても働ける環境をつくるため、フルタイムのベビーシッターを探していました。

 学校が臨時職員を募集していると元同僚から聞いていたので、元同僚経由で学校へアプローチしました。その学校は以前、フルタイムで働いていた学校であり、一緒に働いたことのある教職員もいました。学校側にも私を雇うメリットをご理解いただき、採用に至りました。


ー 今後のキャリアプランはありますか?

はい。私は、息子がフルタイムで学校に通い始める3歳になったタイミングでフルタイムの教員に戻ることを目標にしていました。

 幸運なことに、私のこれまでのキャリアと経験で、アジアでもその目標を達成することができました。今年の8月から再びフルタイム教員として、また他の教員をマネージメントする立場として働けるようになったことを大変嬉しく思っています。

 

ー フルタイムで働くという目標に向けて、何か普段から意識していたことはありますか?

はい。ブランク期間に遅れをとらぬよう、今の教育事情について確認を怠らないように心掛けていました。新聞や雑誌の記事を読む、現職の教員仲間から情報を得るなど。また、時間のある時には英会話の講師をするなど、教えるという立場の感度も失わないようにしていました。

 

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ー どのようにワークライフバランスを保っていますか?

アジアは、イギリスと比べてチャイルドケアの価格がかなりお手頃です。ヘルパーを雇うことで、ワークライフバランスを保つことができています。息子の世話だけではなく、家事などを手伝ってくれるため、家族との時間や、自分の時間を作ることができます。頼れる家族や親戚が近くにいないので、このような時間を持てるようにするために、ヘルパーの助けは必須だと思います。

 

ー 旦那様はSallyさんのキャリアを応援していますか?

はい、夫と私はそれぞれのキャリアを常に考えてきました。

特に、アジア3か所に移動してからは、お互いに協力し合ってきました。子供を育てるために私が仕事を辞めるということは一時的な事という考えで、これには夫も賛成でした。でも、同時に夫は、私が8月から仕事に戻りたいという想いもきちんと理解し、サポートしてきてくれました。私のキャリアはアジアのどこでも働く事が可能だったので、私たち夫婦それぞれのキャリアへの想いを叶えることができ、とても幸運だと思います。

 

ー 旦那様と非常に良い関係性を持たれていますね。そのような関係を保つのに何が大切だと思いますか?

夫と会話する時間を積極的に作る事が大切だと思います。例えば、私たちの場合は、夫がどんなに遅く帰ってきても、二人で話す時間を毎日作るようにしています。息子は早い時間に夕食を済ませていますが、私は夫の帰りを待って、その日あったことや、息子のこと、相談事を話しながら一緒に夕食を食べるようにしています。二人でワインを飲みながら、その時間を楽しんでいます。

 普段から会話をしていることで、様々な家族内での決断がしやすくなっていると思います。例えば最近、8月から働く学校のそばのコンドミニアムへ引っ越したのですが、それは、共働きになった時に、通勤時や息子の送り迎えにかかる時間を減らしたいという思いがあったからです。些細な事でも話し合い、夫と一緒に心配事を解決できる方法を見つけることは非常に大切だと思います。

 

ー 母国を離れ、駐妻の立場として生活している間、自身のキャリアを磨くために必要なことは何だと思いますか?

先の長い駐在生活の中で、自分のキャリアを磨くことは、今の為にも今後の為にも非常に大切なことだと思います。私の夫は更新可能な契約で働いているため、駐在期間がどれくらいになるのかわかりません。

 駐在帯同中、働く事ができなかったら、きっと何年も悩んでいたと思います。国籍関係なく、駐在帯同中のキャリアに悩んでいる人は沢山いると思います。教員という職種が、他国でも働きやすいというのは事実ですが、その機会を活かすため、自ら動く事も大切だと思います。最新のイギリスの教育課程や新たな取り組みについていく事は、インターナショナルスクールの教員として働く上で、常に大切な事だと思っています。

 

<インタビューを終えてみて>

インターナショナルスクールの教員は母国以外でも就職できる可能性が高い職種かもしれません、ただ実際に働くまでには色々と準備が必要だと思います。
Sallyさんは、どこにいても、子供ができても、常に自分を働ける状態に保つ努力をされてきたと感じました。自分の興味のある分野の最新事情について知る、その分野の人とコンタクトをとるなどは、どの分野の方々にとっても共通して役立つことなのではないかと思います。

 またヘルパーが安価なアジアでは、家事・育児をアウトソースしやすい環境といえます。そういったサービスを上手に利用し、空いた時間に夫婦で話す時間を作ることも大切だと思いました。夫の帰りが遅く、ワンオペ育児で家事や子育てに疲れていると、“毎日夫婦で話す“ということに怠慢になるかもしれません。
しかし海外に住んでいるからこそのメリットを享受し、時間を作り、夫婦間で互いのキャリアを成功させるための環境を話し合うことも仕事をするための大事な準備になるかもしれません。まずは、夫婦でワインでも飲みながら、自分達のキャリアについてゆっくり話す機会を作ってみませんか。
(インタビュアー:青木知美、校正:恩田理恵・金村彩香・秋元かおる)

 

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