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【interview / vol.11】世界の駐妻に聞こう!料理のアトリエ主宰・Siskaさん 前編

駐妻のキャリアについて、気になる人にインタビュー。
第11回目は、フランス人のご主人と国際結婚し、現在サンパウロ駐在に帯同しつつ、自宅で料理のアトリエを主宰されているインドネシア人のSiska Truyさんにお話を伺いしました。駐妻キャリアnet初のグローバルインタビュー、前後編でお届けします!

ーこんにちは!まずは簡単な自己紹介をお願いできますか?

 

こんにちは、Siskaです。フランス人の夫とインドネシアで出会い、スコットランド駐在をきっかけに結婚し、同国やブラジル、ブラジリアへの帯同を経て、現在はサンパウロで駐妻生活を送っています。子育ての傍ら、自宅で在伯フランス人やアジア人駐妻向けの料理教室「Cozinha da Siska」を主宰したりケータリングサービスを行っています。

もともとインドネシアで働いていましたが、夫と出会って結婚するまでは、フランス語の習得やMaster of Management(経営学修士)取得のために学生としてフランスに滞在しつつ、Expo(様々なテーマで定期的に行われる文化的国際展覧会)のスタッフとしてフランスの主要都市をまわったりしていました。

また最初のスコットランド赴任の際は、同国とフランスを行ったり来たりして働き続けていましたが、帰国後出産を機に仕事を辞め、7年程子育てに専念しました。

 

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ー過去に料理関係のお仕事をされていた訳ではないのですね。では、サンパウロのご自宅で料理を教え始めたきっかけは何だったのでしょうか?

 

3年間住んだブラジリアからサンパウロへ引っ越してきて、夫の会社の友人や沢山のフランス人の友人に出会ったこと、またフランス人コミュニティー(Sao Paulo Accueil - Association d'accueil des Francophones à São Paulo

サンパウロ在住フランス語圏の人たちを歓迎する協会)に参加するようになったことが大きいと思います。

夫がフランス人なので自宅では主に西洋料理を作っていましたが、コミュニティーで出会ったフランス人の友人をもてなす際は、皆が作れないアジア料理を作るようにしていました。そうしたら友人たちにとても喜ばれ、料理教室を始めてみてはどうかと勧められたのです。当初は、料理学校に通ったことがある訳でもありませんし、ビジネスにするつもりはありませんでした。ですが、周りの友人たちがロゴやメニューリストを作ってくれたり生徒さんを集めてくれたり料理の宣材写真撮ってくれたり…色々なアイディアを出して手伝ってくれたのです。

そうしてフランス人向けのバザーで出店したのが「Cozinha da Siska」の初仕事でした。バザーの他の店がパンやお菓子など甘いものばかりだったため、アジアンなエスニック料理は好評で、それ以降毎回バザーに出店しています。また徐々にケータリングや料理教室の開催へと幅が広がっていきました。

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「Cozinha da Siska」の運営には、自分が過去にフランスでMaster of Management(経営学修士)を学んだ経験が活かされていると思います。中でもオーガニゼーション(組織化)やコミュニケーション、マーケティングを実践しました。具体的には、自分の顧客を在伯駐在員家庭にターゲティングし、値が張っても高品質なオーガニック食材を使うことに決め、取り扱う料理にアジアンテイストを取り入れ差別化を図ることにしたのです。もしもここが、既に大きなインドネシアンコミュニティーがあるアムステルダムだったら、うまくはいかなかったでしょう。

また、経営学修士過程で学んだことばかりではなく、今までの人生のバックグラウンドが今の自分を助けてくれていると思います。毎回異なるメニューを考え、こだわりの食材を用意し、生徒さん皆が楽しいひとときを過ごせるように良い雰囲気を作りながら、時間内に料理を教えるのは簡単なことではありません。クラスをマネジメントするにはスキルやコミュニケーション能力が必要です。それは私が今まで色々な場所へ行き、様々な人々と出会い、オープンマインドで挑戦し、経験を重ねてきたからこそ出来ることだと思います。

生徒の皆さんは、ただ料理を学びに来るのではなく、一緒に楽しい時間を過ごすということに価値を見出してくれているのです。私も生徒さんと会話をすることで、自分の知らないことを教えてもらえ、楽しい時間を過ごせています。

 

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ー直接的ではなかったとしても、過去の経験を今に活かせるのは素晴らしいですね!Siskaさんが料理教室を始める上で、ご家族や周囲からはどのような反応がありましたか?

 

「Cozinha da Siska」を始めるにあたり、背中を押してくれたのは周囲の友人たちで、今でも沢山助けてくれています。また、フレンチコミュニティSão Paulo Accueilや、夫も、夫の会社も、私が仕事をすることに賛成してくれています。

ただ、こだわりの材料を探し求め、下ごしらえをして、レッスンの準備をし、クラスをまとめ、後片付けを一人で行うというのはとてもハードです。皆さんからお金を頂くからにはしっかりクオリティーを保ちたいという気持ちが強かったので、最初の一年間はとても大変でした。

また、初めての経験だったので、どのように運営すれば良いか分からず、プライオリティも上手に決められませんでした。そのため、仕事量がどんどん増えていってしまい、週末も働いている状態になってしまいました。そんな余裕のなくなった私を見て、夫からは週末は家族のための時間にしてほしいと言われ、ハッとしたのです。彼は、何も私が仕事をすること自体に反対した訳ではありませんでした。

自分のキャパシティ以上のオーダーをとることで質が下がるのは元も子もないですし、私自身も「家族のため、自分のためにも時間を使いたい」「サンパウロ生活も楽しみたい」と思い、仕事量を調節するようになりました。

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その結果、自分の大好きな料理という仕事、家族との時間、新しい友達を作ることができる機会、そして自分の自尊心を保つことができる状態、すべてを得られるようになり、今はとても幸せです。

今後も「会社」というよりも「アトリエ」として、自分の時間や友人や家族との時間を大切にしたいです。

 

<インタビュー前編を終えてみて>

ブラジルでアジア料理?と驚きながらも「Cozinha da Siska」の料理教室に参加することになったのが、Siskaさんとの最初の出会い。お洒落な空間と本格アジア料理に感動したのはもとより、まるで昔からの友人のようにフレンドリーに接してくれるSiskaさんの人柄に強く惹きつけられました。国際結婚で、且つ異なる国での駐在生活、異文化の問題で悩みが沢山あっても不思議ではない状況なのに、ポジティブなオーラに包まれているSiskaさん。これまでどのように生きてきたのかをじっくり伺ってみたいと思い、今回インタビューさせて頂くことになりました。

前編では全ての経験には意味がある、ということを体現していらっしゃる姿が素敵でしたが、後編ではフランス人駐妻事情やキャリアの上で大事だと思うことなどのお話を伺っていこうと思います!お楽しみに!

(担当:上原寛子・金村彩香)

 

 

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Siska Truy

インドネシア出身。フランス人のご主人とはインドネシアで出会い、その後自身のフランス留学、Master of Management(経営学修士)取得を経て結婚。初めての駐在地スコットランドから帰国後出産し、子育てのため仕事からは離れていたが、ブラジリアからサンパウロへ移駐となった2017年、料理のアトリエ「Cozinha da Siska」を開くことに。

 

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Cozinha da Siska

アジアンテイストの料理の販売、ケータリングサービス、料理教室。
https://www.facebook.com/cozinha.dasiska

 

 

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