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【働くお悩み相談室 Vol.5】〜仕事の始め方と周りの反応は?〜

前回は、麻佑ちゃんが実際どのような仕事をしているのかを伺いました。今回は、仕事を始めるうえでどのようにご主人の会社に掛け合ったのか、また仕事を始めてからの周囲の反応についてお話して頂こうと思います。

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どんな風に夫に相談した?

 

Hiroko:今はフルでリモートワークをしている麻佑ちゃんだけれど、始める前は、どのようにご主人に相談したの?

 

麻佑:私が暇を持て余していたことも知っていたので笑、仕事をしたいということを伝えたらとても協力的だったよ!自分のキャリアについて夫とコミュニケーションを取る機会を多く持っていたことが協力的だった理由の一つかもしれない。

私の場合帰国後も仕事を続けたい、という明確な意思があったので、そのためには駐妻期間中も可能な限り仕事を続けることがいいのかもしれないね、と夫婦間で話しに上っていたので。

 

Hiroko: 会社によっては「原則、帯同家族が仕事をしてはいけない」とか「原則禁止だが、支店長決裁」とか「仕事は扶養の範囲内のみ認める。それ以上の収入がある場合は、駐在員の手当を見直す」という規則があるって聞いたりするけれど、実際、麻佑ちゃんはどのようにご主人の会社に働くことを伝えたのかな?

 

麻佑:夫の会社では、帯同されながらも働いている駐妻の方が何人かいらっしゃるのだけれど、当時私はそのことを知らなかったの。なので、やはり夫の会社に「働きたいです」というのはとても緊張したな。

 

Hiroko: やみくもに「とにかく働きたいです!!」「仕事はこれから探します!」と言っても、会社側からしたらVISAや税金のこともあって、「はい、どうぞどうぞ」とは言えないものね。

 

麻佑:そうなの。なので、コラム第二回目でもお話ししたように、「VISAや税制については自分である程度調べて、仕事の目処もつけて働けそうだ、と事前準備をした上で、夫の会社に自分の税制やVISAに関する理解に問題がないか確認し、了解を得る」、というプロセスで進めたよ。

 

Hiroko: なるほど。働きたいけど働く一歩が踏み出せない駐妻・プレ駐妻の方の中には、夫の会社に働く旨を伝えることで、夫や会社に迷惑がかかるのではないか、と考えて行動できない方も多いよね。私自身、そもそも仕事を始めるうえでの一番の足枷になっているのは、夫の会社への確認だもの。

 

麻佑:そうだよね。夫の会社では、帯同家族が仕事をすることを特に禁止していなかったので、税制上の不明点を確認しつつどのような仕事をするか報告し、問題ないことを確認したかたちだけれど、具体的な仕事内容が決まっていない状態で、「なんとなく仕事したいので、仕事させてください」と掛け合ったところで、会社側としても検討しにくいと思うな。

 

周りの反応はどうだった?

 

Hiroko: 参考になります!では晴れて仕事を始められてからは、周囲からはどのような反応があった?時差のせいでブラジルと日本はオンタイムが真逆なので、そのことでご主人と喧嘩になったりしたことはない?笑

 

麻佑:確かに日本と仕事をするときは時差の影響を受けてしまうよね。喧嘩とまではいかなくても、夫にいい顔をされないこともあるよ。今はなるべく朝にミーティングを入れるようにしたり、夜の場合でも10時までには仕事を終わらせられるよう心がけていて、だいぶ改善したと思う。あとは、特に休日は夫婦間でしっかりコミニケーションを取ることを大切にしていて、お互いの仕事内容についても良く話しているので、あまり衝突は起きないかな。

 

Hiroko: その他に、例えば駐妻のお友達だったり、日本のご友人からはどのような反応があったかな?

 

麻佑:こうしてHirokoちゃんとコラムをやっていることもそうだけれど、駐妻のお友達に私の受けた案件をお願いしたり、「駐妻でも仕事をしている」ということを発信したことで、どんどんネットワークが広まっていったと思う。あとは、日本にいるプレ駐妻の方を夫や知人経由で紹介されることもあって、ご縁が増えているなと実感するよ。意外だったのが、夫側である男性の知人・友人が興味を持って声を掛けてくれたこと。駐妻のキャリアの実現には夫の協力が不可欠だと思うので、男性側がそういう意識を持ってくれることはすごく喜ばしいなと思う。

 

Hiroko: なるほど。それだけ周囲からのリアクションがあるということは、やはり駐妻の仕事に対する関心が高いことの裏返しかもしれないね。

 

 Hirokoメモ

仕事をする際のご主人の会社への報告や、リモートワークにつきものの時差の問題など、常に自分で考えて工夫している麻佑ちゃん。帰国後に仕事を続けたいという気持ちがあり、それに向けて常に考え行動してきたからこそ、周りからの反響があるのだと思いました。

 

 

 

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